全校朝会(人権)5月9日(月)人権朝会
おはようございます。
最初に、岡部小学校のみなさんに報告があります。
岡部小学校が『子どもの読書活動優秀実践校』として文部科学大臣表彰を受賞しました。これは、みなさんが、図書室の本を読んだり、読み聞かせや読書月間、伝記100冊、図書委員会の活動など、読書に関わる活動に、とってもよく取り組んでいるから、いただいた賞です。埼玉県の小学校では岡部小学校だけが受賞しました。図書室のオリエンテーリングも終わりましたから、こえからも、いろいろな種類の本をたくさん、読んで、心を豊かにしましょう。
5月に入ってからの連休もあっという間に終わり、第2週目に入りました。これから、学校での学習が落ち着いてできるようになります。
さて、今日から人権週間ということで、お話をしたいと思います。
あなたの心の形はどんな形ですか?と聞かれても、心を見せることはできません。でも、「あの人は、優しい心を持っている」とか、「あの人は、いじわるな心だ」とか、言ったりしていることがあります。何から、人の心を判断しているのでしょうか。
今日は、岡部小学校の校歌を作詞した宮澤章二さんの『行為の意味』という詩を紹介します。
行為の意味
―――あなたの<こころ>はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに<こころ>はだれにも見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
<心>も<思い>も 初めて美しく生きる
―――それは 人が人として生きることだ
この詩にあるように、心は見えないどころか、言葉や行動に、気づかないうちにしっかり現れています。これからもさらに、みなさんが意識して、言葉や行動で現すとまわりの人は、うれしいな、とても優しいなと感じるのだと思います。
人は、優しさや思いやりに励まされ、「よし、がんばるぞ!」と、自分を高めることができます。見えない<心>や<思い>を、やさいい言葉や行動でいっぱいの岡部小学校にしてほしいと思います。
また、岡部小学校のみなさんは、それぞれ、みんな良いところをたくさんもっています。お友だちそれぞれみんなの良いところ、違うところも認め合って、「人の嫌がることを言ったりしない」「仲間外れ」をしない、いじめのない楽しい学校生活を送ってほしいと思います。私たちは、みんな違っています。そして、みんな良いところを持っています。一人一人の良いところを認め合うこと、自分を大事にするためには、自分と違う友達も自分と同じように大事にすること、それが人権を大事にするということなのです。
これからも、岡部小学校が、みんなの良いところを認め、みんなを大切にする、いじめのない素晴らしい学校にしていきましょう。