3学期始業式あいさつ
皆さん おはようございます。
また、明けましておめでとうございます。
戌年の平成30年がスタートしました。
みなさん、冬休みはどうでしたか。
どうしても、年末とお正月には、寝る時間が遅くなり、生活のペースが、くずれてしまっていたかと思います。今日から、また、早寝、早起き、そして、しっかり朝ご飯を食べて登校してください。
2学期の終業式で、校長先生は、「何かしてもらったことを、当たり前と考えずに、感謝の気持ちで受け止めてくださいと話をしました。そして、「ありがとう」とたくさん言ってください,と言いました。この冬休みにできたでしょうか。この冬休みに限ってのことではありませんから、これからも続けてください。
さて、今日の校長先生からの話は、「夢」をもつことです。
深谷市の偉人、渋沢栄一さんのことばに、「夢七訓」があります。
毎月の詩の暗唱にも以前にありましたが、もう一度紹介します。
夢七訓(ゆめしちくん)
夢なき者は理想なし
理想なき者は信念なし
信念なき者は計画なし
計画なき者は実行なし
実行なき者は成果なし
成果なき者は幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず
夢をもつことは、志を立て一歩一歩前に進み、自分の幸せに近づくための出発点ということです。遠くにあり、たどりつきたい夢があるとしたら、その前に目標があり、そして、その目標を達成するための毎日の実践と振り返りがあります。どんな夢でもいいですから、みなさんには夢をもってもらいたいと思います。自分の夢について考えることには大きな価値があると思います。
夢がなかなか思いつかないひとには、次のような話があります。
2010年FIFA(フィファ)ワ―ルドカップ南アフリカ大会で、フラッグ・べアラーを務めた子供たちがいました。フラッグべアラーと言うのは試合開始前に選手を先導し国旗を持ってグランドに入場する役割のことです。この子供たちから集めた「夢」が紹介されていました。それは、
・ 医師(看護師)になって多くの人々の命を助けたい
・ 救命士(消防士など)になって多くの人を救いたい
・ 悪い人を捕まえて、市民の安全を守る警察官になりたい
・ スポーツ選手になって多くの人に感動を与えたい
・ 戦争のない平和な社会を作る仕事をしたい
・ 地球の環境を守る仕事をしたい
など、「人を喜ばせる」「助ける」など、「自分のこと」よりも「人の幸せ」「安全」「喜び」に貢献したい、という「夢」がほとんどだったそうです。
もちろん、将来何々になりたいという夢はとっても大事なことだと思います。でも。そのなりたいものがまだ見つかっていない人は、人の命を助けたいとか、人を救いたいとか、安全を守りたい、感動を与えたい、社会や自然を守る仕事をしたい、などという夢ならば見つかると思います。 新年にあたってみなさんには是非夢を見つけてもらいたいと思います。
校長先生としての今年の夢は、岡部小のみなさんと岡部小の先生方全員が、お互いを尊重し、誇りを持ち、自慢できる学校にして、将来、みなさんの幸せにつながる力を育てていきたい、ということです。
では、3学期も頑張りましょう。校長先生からの話は以上です。