7月全校朝会の話 おはようございます。今日は、「サニブラウン・ハキーム選手」の話をしたいと思います。
「サニブラウン・ハキーム選手」って何の種目の選手だか知っていますか。陸上競技の100㍍200㍍いわゆる短距離走の選手です。現在20歳でアメリカのフロリダ大学にいます。先日9秒97と言う日本記録を出したことでこの名前を聞いたことがある人も多いと思います。父親がガーナ人、母親が日本人です。
新聞のインタビューに答えている記事を読みました。その中で、特に校長が印象に残っていることは、コーチのことばで『このさき、どんなよいタイムで走っても、常に改善点を見つけだす』というところです。
サニブラウン選手は良い記録をだすというはっきりとした目標をもっています。そして、そのためのやるべきことを決めています。それは、インタビューの中では、腕の振り方と筋力トレーニングだそうです。専属のトレーニングコーチに筋肉のつく方法を教えてもらっています。そして、コツコツと積み上げてきたことをレースで発揮するといっています。
また、フロリダの大学をえらんだのも、理由があって、学業にも一生懸命取り組みたいと考えています。選手生活がいつまで続くか分からないので、その後、スポーツ関連で日本だけで無くグローバルな仕事をしたいと5年後10年後のこともしっかり考えての選択をしています。
自ら学ぼう、がんばろうという姿勢と大きなゴールを目標にしつつ、そこに向かうための小さなステップを細かくつくり、ひとつずつ積み重ねています。
校長先生が子どもだったころ、日本人が陸上競技の短距離で世界に通用するような選手がでるとは、考えられませんでした。オリンピックで400㍍リレーでメダルがとれるなんで、想像もしていませんでした。
これからの、サニブラウン選手の活躍に注目したいですし、期待をしたいと思っています。
みなさんが、まず、夢や目標をもつこと、そして、その実現に向けて具体的な方法をみつけること、そしてそれを続ける努力をすること、そんな手助けができる場が学校であるといいなと思っています。
あと、12回学校にくると、みなさんがまちにまった夏休みです。じめじめしてうっとうしい日がつづきますが、元気に1学期のまとめをしてほしいと思います。
以上で、7月の校長先生のお話しを終わりにします。
令和元年7月3日 校長 強瀬 哲朗