2学期始業式の話
今日から、2学期が始まります。
みなさんの元気な声を校長先生とここにいる先生方に聞かせてほしいと思います。みなさんで元気にあいさつしましょう。「おはようございます。」
元気な声が返ってきました。例年よりは短い夏休みでしたが、みなさん元気にしているかな。病気になっていないかな、もしかして怪我でもしていないかなと校長先生はとても心配でした。でも、今日こうして、みなさんの元気な声を聞き、ともてうれしく思います。
1学期の終業式には小島先生、小林先生と約束した「交通事故に遭わないこと。自転車に乗るときのヘルメット着用を忘れずに。また、道路への飛び出しは絶対にしない。自分の命は自分で守ること。そして、また、元気な姿で2学期に会いましょう。」ということを、全員が守れたこと、大変うれしく思います。
校長先生が2学期の最初に話すことは、「ピンチをチャンスに」ということについてです。
みなさんは、『ニュートン』という人を知っていますか。今から300年以上前のイギリス出身の科学者です。ニュートンは、数学や物理学、天文学を専門とし、最も大きな功績としては、万有引力を発見したことで有名です。
万有引力とは、全てのものには、重さがあり、地球上では、その中心に向けて引っ張られる力がはたらくということです。ニュートンがこの万有引力の発見をしたのが、ちょうど、そのころヨーロッパでペストという、伝染する病が大流行していて、大学から故郷にもどっていたときだといわれています。人々に感染し、亡くなる人がたくさんいるとても大変な時に、世紀の大発見をしたのです。
ニュートンは木になっているりんごの実が落ちるのを見て、この万有引力を発見したといわれていますが、どうやら、人々に説明するための例え話であったようです。
いづれにしても、現在、新型コロナウイルスの感染予防対策が行われている状況で何かと大変ですが、このピンチをなんとか今お話ししたニュートンのように世紀の大発見ができるように、みなさんで気持ちを強く持って、乗り切っていきたいと考えています。このピンチをチャンスにかえて、暑さに負けず、今できることを着実に実践していきましょう。
いよいよ2学期です。「元気と笑顔 みんな大好き 岡部小」を引き続き合い言葉として、「ピンチをチャンスに」これをキーワードに充実した2学期としましょう。
これで、校長先生からのお話は終わりです。
令和2年8月18日 強瀬 哲朗