10月の全校朝会
おはようございます。
4月に新しい学年に入学、進級してから半年が過ぎました。
2学期が始まってからは、運動会の練習に1年生から6年生まで、一生懸命に取り組み、3日後の本番を迎えようとしています。みなさん、自分の目標に向かって、とっても頑張っていますね。「限界突破!勝っても負けても 全力でやる 岡小魂」をぜひ見せてほしいと思います。
さて、先月、9月29日は何の日だったか知っていますか。
「十五夜」でした。「中秋の名月」ともいいます。満月がとてもきれいでした。見た人もいることでしょう。昔の古い暦で8月15日の満月の日にあたるので十五夜といいます。十五夜には、ススキを飾ったり、お饅頭や秋に収穫される芋や柿、栗などを一緒に並べて秋の収穫を祝います。
ここに、稲穂(皆さんが美味しく食べているお米です)を持ってきました。5年生が植えた稲で、稲刈りの季節を迎えました。
6月に田植えをした稲は、田んぼの中真夏の太陽を浴びながらたくさんの栄養を蓄えて成長し、このようにたくさんの実をつけたわけです。
さて、4月から半年たちましたが、皆さんはどのくらい実をつけたでしょうか。確かに身体は大きくなりました。身長も伸びました。それでは、頭の中身はどうでしょうか。心は成長したでしょうか。秋は、いろいろなことを身につける絶好の季節です。一つでも多くのことを学んで実にしてほしいと願っています。
この稲をもう一度みてください。夏には空に向かって真っすぐに伸びていた稲はこんなにたくさんの実をつけて、今は頭を下げています。
「実ほど頭を垂れる稲穂かな」という俳句がありまが、これは、人に例えると、一生懸命勉強して実力をつけた人や、誰にでもやさしく思いやりや感謝の気持ちを持てるようになった立派な人ほど、頭を下げる。つまり、威張らない、友達をいじめない、悪口を言わない。嘘をつかない、そういうことを言っています。中身のない軽い、弱い人ほど威張ったり、友達をいじめたりするということです。
岡部小のみなさんには、ぜひこの稲穂のようになってほしいとお願いします。