『令和2年度 11月10日 全校朝会』
全校のみなさん おはようございます。登校するときには、風がとても冷たくなってきましたね。寒いからと言って、手をポケットの中にいれて歩いている人はいないですか。転んだ時に手がでないととても危ないので、寒い人は、手袋をしましょう。また、マスクを着けて登校することになっていますね。これも、忘れず着けてきてください。
今日は、『きまり』や『規則』はなぜあるのか。ということについてお話をしてみたいと思います。
先日のニュースで、俳優の伊藤健太郎さんが交通事故を起こし、逃げてしまったということが話題になっていました。その後、現場に戻ったのですが、逮捕されてしまいました。人気があり、テレビや映画などで活躍している俳優さんなので、周囲の多くの人に迷惑をかけてしまいました。交通事故を起こしてしまったこともよくないのですが、それにも増して、怪我をしてしまった人をそのままにしてその場を離れてしまったことがよくありませんでした。自動車を運転している人は、怪我をしてしまった人を助けないといけないことになっているからです。
世の中には、きまりや規則、約束を守れる人とそうでない人がいると校長先生は思っています。きまりや規則、約束は、長い人間の歴史の中で、みんなが集団で生活していく上で、楽しく、安全に生活していくことができるように作られてきたものです。難しい言葉でいうと法律といいます。
小学校や中学校は義務教育といって、国民みんなは、学校で勉強をしなければならないし、保護者は、子どもに教育を受けさせなければならないことになっています。特に小学校では、これから大人になって社会に出ていくための準備や練習をするところです。
例えば、朝は通学班で並んで登校すること とか、校内にいるときには名札を付けることは、この岡部小学校でのきまりです。きまりになっていることを知らないのであれば話は別ですが、きまりであると知っていて、なおこれらを守れない人は大人になっても、決まりや規則を守ることができるでしょうか。知ってはいるけど、実際に行動をとるときに守ることって簡単そうですごく難しいことだと思います。わかってはいるけど守れない、自分の弱い心にぜひ、負けないでほしいと思います。
強い心をもち、立派な大人になるために、今から決まりや規則を守れる人になってください。授業で、教科書を使ってやる勉強と同じようにこういう力を身に付けることも大切な勉強です。今月も、寒さに負けず、元気に過ごしましょう。
これで、校長先生からのお話は終わりです。
令和2年11月10日 強瀬 哲朗